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抗がん剤時のお見舞い:乳幼児・子供の面会はできる?注意点・コツを紹介

抗がん剤治療を受ける患者さんの家族の方によく聞かれるのは、

「子どもは面会させても大丈夫ですか?」

ということです。

私自身も子育て世代なので、自分自身と子供は切っても切り離せないので、とても気になるところです。

今回は、子供の面会、面会させるタイミング、時間などについてまとめました!

 

がんになるのは祖父母世代が多いから、孫がいる場合が多い

患者さんのキーパーソン(大事なことを話すときなどに、中心になる家族)は、妻・夫や子供だったりします。

最近では、若い人のがんも増えていますが、やっぱりがんになる人の多くは高齢者です。

そうすると、そのがん患者さんの子供は親世代で子供がいるわけです。患者さんにとっての孫です。

抗がん剤治療で辛い中、孫の顔を見るとパッと明るくなる患者さんをたくさん見てきて、やっぱり孫は癒しなんだなと実感します。

治療や病気のことが分からないその無邪気さに救われたり、ほっこりすることも自然とやってくれるし、何よりも笑顔が多くて可愛い!

治療を頑張ろうという元気や勇気ももらえます。

患者さんが何歳で抗がん剤治療するかで変わりますが、お孫さんが小さい場合は、面会時には注意する必要があります。

 

感染症の疑い・風邪症状のある人は面会はできない

これは、乳幼児・子供・大人関係なく守っていただきたいルールです。

・発熱している人

・下痢している人

・嘔吐している人

・鼻水や咳がひどい人

・感染性の湿疹ができている人

・流行感染症(インフルエンザなど)にかかっている人・疑いがある人

 

などは、お見舞いに来てはいけません。

感染拡大予防のためにも、普通病棟でも面会してはいけませんが、特に抗がん剤治療を受けた人というのは、【抗がん剤の副作用】骨髄抑制【2】白血球減少ーー風邪を引きやすい?免疫が落ちているからです!でも書きましたが、免疫力が低下して感染しやすくなっています。

抗がん剤の副作用で、時期としては一時的なものなのですが、それは傍からみて「あの人は免疫が低い時期だから注意!」というのは一切分かりません。

なので、感染症状のある人は面会しない。

そして、「風邪っぽいかな?」という人もできるだけ控えてください。

抗がん剤治療を受けた患者さんというのは、ある意味で敏感です!

 

幼児・子供(小学生くらい)は病室には入れない

この規定は、病院によって様々なのですが、

・病室外の食堂(病棟内)やカフェ(院内)などでのみ面会可能(病室には入れず、廊下まで)

・乳幼児は完全に面会できない

この2つの場合が多いです。

なぜこんなに神経質なのかというと、子供は隠れた菌を持っていたり、感染予防行動が十分に取れないなどがあげられます。

大人であれば、風邪っぽいかな?とか分かるものですが、子供は「元気だったのに、急に熱出てきた!」みたいなこともよくあるし、咳をしててもマスクが上手に付けられなかったり、手洗いうがいが思うようにできなかったり、大人のようにはいかないものです。

また、子供特有の流行感染があり、健康な大人の免疫では大丈夫だが、免疫力が低下したがん患者さんには重大な病気になることもあるのです。

そのため、免疫力が低下している人たちが集まる抗がん剤病棟なので、その感染を防ぎたいわけです。

 

・病室外の食堂(病棟内)やカフェ(院内)などでのみ面会可能(病室には入れず、廊下まで)

私が勤めていた病院はこちらでした。

この場合は、祖父母であるがん患者さんと家族が連絡を取り合っていて、家族到着後に子供(親)が病室に迎えに行き、食堂で孫たちと過ごすという感じです。

メールなどができるようであれば、タイミングを合わせて食堂で待ち合わせということもできます。

また、院内に喫茶店やカフェが入っていれば、免疫力が回復した以降(骨髄抑制からの回復)であれば、利用することもできます。

 

乳幼児は完全に面会できない

これも病院によってはたまにあります。

乳幼児が面会できない場合は、家族間で協力し合わなければいけません。

また、キーパーソンが娘で、その娘に乳幼児がいてどうしようもない場合は、病院スタッフと相談が必要です。

そういった場合は、荷物(例えば洗濯物など)を病院スタッフ(看護師・事務など)に預けて、他の家族が乳幼児の面倒を見れるときに、面会しにくる。といったパターンになります。

 

個室なら子供でも自由に面会できる

どうしても面会したいよ!っていう方は、個室利用をお勧めします。

個室の場合、病室ではありますが、他の患者さんへの配慮もいらないので、親同伴に限り子供の出入りは自由に行ってもよいことになっていました。

抗がん剤治療は入院期間が長かったりして、差額ベッド代(個室利用料)が結構かかってしまうかもしれませんが、検討されるなら入院前に事務に相談されるといいですよ。

もし若くしてがんになって、自分の子供が小さいときは、個室利用を前向きに考えるといいかもしれません。

 

抗がん剤治療当日は面会させない方がいい

抗がん剤治療当日は、治療開始前に「がんばってね!」って言って帰るくらいならいいですが、治療中は面会させないでください。

抗がん剤の24時間投与以外の場合は、患者さん自身が病室のベッドにいなくてはいけませんし、点滴ルートや点滴スタンドなどに足を引っかけたりして針が抜けてしまったり、抗がん剤が漏れてしまったら大変です。

【抗がん剤の副作用】血管外漏出-あまり知られていないけど、化学療法中に数%の確率で起こります。でも書きましたが、適切な方法で抗がん剤投与していた場合でも血管外に抗がん剤が漏れてしまう「血管外漏出」は起こります。

しかし、外から加わる刺激(針が刺さっている周囲を引っ張った、押した、点滴ルートが引っ掛かった)で針先がずれてしまうこともあるので、本当に注意が必要です。

 

また、患者さん自身も抗がん剤治療で多少なりとも緊張しているので、治療に集中したいと思うはずです。

抗がん剤治療当日でなくても、その後に会うタイミングはあるので、他のタイミングで会いましょう。

 

子供を面会させるなら、免疫がある抗がん剤治療開始から1週間前後・3週間前後

上にも挙げた、免疫力が低下しているときには、できるだけ子供の面会は控えた方がいいでしょう。

抗がん剤治療開始から2週間前後で免疫力が低下してくるので、面会させる時期として、

・抗がん剤治療の翌日~1週間前後

・抗がん剤治療開始から3週間経ったあたり

が比較的会わせやすいといえます。

血液関係のがん(白血病・悪性リンパ腫)の場合は、骨髄抑制(免疫力が低下している)が長引いたりするので、患者さん本人に、「免疫は回復した?」ときくのも良いと思います。

詳しくは、【お見舞い】抗がん剤患者さんのお見舞い・面会のベストタイミングはいつ?にも書いているので参考にしてください^^

 

子供を面会させるなら、午後がオススメ

子供を面会させるタイミングはいつがいいの?

抗がん剤病棟に限らず、午前中は、検温や清潔ケア(体拭きやシャワー)でバタついています。

抗がん剤治療も、午前中から始めることがほとんどです。

なので、面会させるなら、昼食後の13時~15時くらいがいいと思います。

この時間帯にお孫さんと面会している患者さんが多かった記憶です。

患者さん自身は飲まない・食べない飲み物やお菓子をこっそり買っていて、食堂で一緒におやつタイムをしている感じですね!

 

子供を面会させるときの注意点

・まずは手洗い・うがいを行う

感染を防ぐ目的でも、食堂や病棟の入口付近、トイレなどに手洗い場があるので、手洗い(出来たらうがいも)させてから、患者さんに会う・病棟に入るようにしましょう。

・親は子供から目を離さない

・周囲の人への配慮を忘れない(大きな声を出さない)

・走らせない

 

面会目的の患者さん(祖父母など)以外にも、患者さんはいます。

抗がん剤治療をしている患者さんは、入院中はびっくりするほど神経質になってしまうものです。

体調が優れなくてベッドで横になっている人もいるし、抗がん剤治療当日という方もいます。

他の患者さんへの配慮は忘れないでください。

 

小さい子供と一緒の面会上手く乗り切るコツ

患者さんをお見舞いしたいという気持ちもすごく分かります!

でも、子供は病院なんてつまらない、退屈だからすぐ走り回ります。

小さい子供がいる場合の面会を上手くのりきるコツを紹介します!

・面会時間をおやつの時間に被らせる

これは一番効果があるし、おとなしくしてくれます。そして、孫が元気に嬉しそうに食べる姿は、患者を元気づけます。

今までも、お孫さんと食堂でおやつタイムをしながら楽しくお話している家族がほとんどでした!

・絵本などの音の出ないおもちゃを持っていく

町の病院みたいに、子供用の絵本などは置いていません。なので、音が出ないお気に入りのおもちゃを持っていくと、子供が遊んでくれている間に、患者さんの様子をうかがうこともできます。

・病院に入る前に、よく言い聞かせる

子供って、最初に言い聞かせておくと、親が大きな声を出さなくても「お約束なんだった?」で分かってくれることってあります。

病院に入ってから病棟に向かうまでは、約束事を口にしながら向かいましょう。

 

最悪、無理して小さい子供を連れて面会しなくてもOK

私個人的には、子供がまだ小さい場合は、直結の孫以外は入院中のお見舞いはしなくてもいいと思います。

大人の言うことが聞ける子は問題ないですが、私の子供は今動きたい盛りで、おとなしくじっとしていられないです。実際にこんな子連れて行ったら、自分が気が気じゃない!って思います。

よっぽど密な関係性の親族や友人は別ですが、乳幼児くらいの小さい子供を連れていくことは患者さん側・面会者側の双方の負担になるので、私は子供を連れて行かずに他の家族に預けれるときに面会しにいきます。

患者さん自身も、入院中は治療に専念したいといって、退院してから孫たちに会うのを楽しみにしている人がたくさんいました。

断りを入れて、面会は退院してからでもいいです。

 

まとめ

・抗がん剤治療で入院しているときでも、免疫が低下していなければ、病室以外で乳幼児・子供も面会ができる

・他の患者さんへの配慮を忘れない

・小さい子供がいる場合は、断りをいれて無理して面会しなくてもOK

 

患者さんも十人十色で、状況は様々です。

無理のない範囲で、患者さん・家族にとっていい面会ができるといいですね^^

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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