【抗がん剤】入院当日の流れと病院のルール

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抗がん剤治療することが決まりました!

抗がん剤病棟(化学療法センター)へ入院したら、どんな感じなのかな?

抗がん剤投与の経験者はなかなか周りにいるものでもなく、いたとしても、実際どうだったの?って辛い状況を思い出させてしまうから聞きづらいですよね。

今後抗がん剤治療を控えていて、興味がわいてきたあなたに、入院当日のイメージがつくよう、私が勤めていた抗がん剤病棟の一日の流れを順を追ってお話ししていきたいと思います。

※私がいた病院での流れであり、病院によって多少異なります。軽い気持ちで参考にしていただければ幸いです※

入院当日にやることは、主に病棟オリエンテーション

抗がん剤病棟に入院した当日にやることは、ざっくり書いてこんな感じです。

①病棟に行って、受付の医療事務さんに入院確認する

②病室のベッドに案内されて、荷物生理

③入院担当の看護師が訪室、挨拶

④病棟の設備等を説明する病棟オリエンテーション

⑤採血、検尿、培養、レントゲン等、患者さんに必要な検査などを実施

⑥感染予防行動などのチェック

 

入院初日は、抗がん剤を打つわけではないので、主に病棟についての説明が中心になります。

病棟到着後は、受付で医療事務に入院確認・手続きを行う 

まず、病棟の受付カウンターで入院の手続きです。

手続きが済み、本日の入院担当の看護師が挨拶して、来てくれました。

病室に案内されて設備等の説明をたくさん受けます。

病室のロッカーは結構小さい

病室に備え付けのロッカーがありますが、幅は40cm・高さが180cmくらいです。

ベッドの横に設置されています。

また、床頭台(しょうとうだい)といって、ベッドの横(だいたいはロッカーの反対側)にサイドテーブルのような台があります。

床頭台は、下に冷蔵庫、上にテレビがあり、スライド式のテーブルがついています。

このスライド式のテーブルで病院食を食べたり、書き物をしたりします。

 

入院時の持ち物チェック→【基本~抗がん剤治療に備えて】入院準備・持ち物リスト

共同のトイレ使用時は、アルコール除菌で便座を拭いてから使用

これは、排泄物からの感染をお互いに防ぐのはもちろんですし、投与すぐの抗がん剤は排泄物にも暴露しています。

アルコール除菌ですべてぬぐい取れるとは限りませんが、物理的に軽減はできるので、習慣化してほしいものです。

私も、デパート等のトイレでは、必ずアルコール除菌してから使用しています。

個室のシャワーのホースは、使い終わったらホースを抜いて水を切る

4人床の場合は各病室にシャワーが設置していないので、共同のシャワーを使うことになります。

衛生面と時間的制限から、浴槽ないorあっても使わないことがほとんどです。

個室の場合、病室にシャワーが設置してありますが、ホースの中に水が溜まって、カビが発生する可能性があるので、ホースを外して水を切るよう説明します。

個室だと、その患者さんのペースでの使用になるので、体調によってはシャワーせずに体拭きとかもありますよね。

使用しない期間があると、カビが発生しやすいんです。

 

共同シャワーの場合は、看護助手というスタッフが掃除を行います。

衛生面からも、加湿器は使えない

水のある所にカビは発生する可能性があります。

加湿器は蒸気とともにカビを空気中に飛ばしてしまいます。

今後、抗がん剤をすることで免疫が低下するので、カビの拡散を予防する意味でも加湿器は使用できません。

参照→【抗がん剤の副作用】骨髄抑制【2】白血球減少ー免疫低下で発熱・風邪を引きやすい

窓は開けることはできない。24時間空調で温度調整しています。

埃等による汚染や感染の観点からも、窓は開けることができません。

看護師は半袖のナース服で働いていることが多いです。

つまり、病棟内は半袖でも生活できる温度に調節されているんです。

寒いときの温度調節のために、カーディガンやガウン等の羽織ものを準備しておくといいですよ。。

採血・検尿・滅菌培養・レントゲンなど抗がん剤治療前のデータを取るために多数の検査

抗がん剤治療の効果があるのかないのか、それは検査結果や画像診断で判断します。

例えば、肺がんの患者さんなら、肺のレントゲン写真の影の大きさから、抗がん剤の効果を判断することができます。

採血は、肺がんであれば3本くらい、血液系のがん(白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫など)であれば、多いですが5~6本採血します。

参照→【抗がん剤】ー入院時採血は血球減少の指標になるので、多めの3~5本とります!

滅菌培養は、尿・咽頭・便から培養します。

尿培養の場合は、普通の検尿のカップが滅菌カップになったもので、自己採尿できます。

咽頭・便培養は、少し太めの綿棒でそれぞれの粘膜をコスコスこする感じで看護師が行います。簡単なので、負担はそこまでありません。

 

あなたの手洗いうがい等の感染予防行動を抗がん剤治療前にチェック!

これから、治療をすると骨髄抑制で免疫が低下することが予測されます。

そのため、治療開始前に、今までの生活でどのように手洗いうがいなどの感染予防行動をしてきたかチェックします。

これが、結構皆さんできてないんですよ。(笑)

でも、手洗いうがいの正しいやり方をできないのが普通ですよ。

私も日常で意識しないと、こんなんやってられないよ!ってくらい細かいんです。歯磨きや手洗い・うがいのタイミングとか。

手洗い、15秒以上やっていますか?「もしもしかめよ」の歌1曲が15秒といわれていますが、これまた長い!

でも、大切なことなんです。

きちんと、手洗い・うがいを行えば、未然に防げる感染はたくさんあります。

え~!こんな面倒くさいことやるの? 

というのが、第一感想ですが、これから抗がん剤をやると、免疫系が弱まるときがあり、感染予防の大切な時期が必ず来るんです!

指導はしっかり受けてください。

極たまーに高齢の方でみられるんですが、歯ブラシは動物の毛ではなくナイロンのものを使用してください。(笑)

あなたは入院したてで、まだ治療もしていませんが、既に治療をして入院生活を送っている方は、感染予防が必要な時期かもしれません!

これを理解しておくことがとても大切です!

抗がん剤治療(化学療法)=感染予防が重要!

参照→【抗がん剤の副作用】骨髄抑制【2】白血球減少ー免疫低下で発熱・風邪を引きやすい

患者さんだけでなく、家族等の面会者さんの意識・協力も必須です。

なので、面会は、家族等の近しい人のみでお願いすることが多いです。

参照→【お見舞い】抗がん剤患者さんのお見舞い・面会のベストタイミングはいつ?

抗がん剤時のお見舞い:乳幼児・子供の面会はできる?注意点・コツを紹介

基本的に、大勢の方が面会に来られたり、長時間いられるときは、食堂などの共有スペースを利用してもらいます。

抗がん剤の種類や、治療して何日目かで、体調にもかなり差が出ます。

また、免疫系が弱まっているときは、気軽に病棟外に出ることもできないので、気持ちが閉鎖的になったり、小声でも周りの会話が気になってイライラしてしまうことも。

入院生活は共同生活なので、周りの人への思いやりも忘れずに。

 

いつもありがとうございます。

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