抗がん剤治療時の家族の付き添いは絶対必要?付き添いをお願いしている患者もいる

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患者or家族
抗がん剤の治療の時って、付き添いは必要ですか?

こういった質問をされることがあります。

結論から言うと、抗がん剤治療のときの家族の付き添いは必ず必要という訳ではないです。

ですが、付き添いを絶対してもらわなければならない患者さんもいます。

キーパーソンが子供、知人の場合は付き添いが困難な場合もある

キーパーソンというのは、患者さんのお世話を一番したり、面会によく来られる家族のこと、そして、医師との話し合いで必ず交える方のことを言います。

よく面会に来てお世話するのは70歳代の奥様で、大事な話のときはきちんと理解して家族に伝達できる息子さんがキーパーソン ということもあります。

患者さんとキーパーソン(医師から一番話を聞く人)である家族が定年を迎えていて、予定等に余裕がある方は上記の質問を特に聞かれることは少ないのですが、そういった患者さんばかりではありません。

キーパーソンやよくお世話をする家族が、家庭を持っていて働き盛りの(患者さんの)子供の場合もあります。

また、身寄りがなくて、知人・友人が入院日に一緒に来てくださったというパターンもあります。

そうすると、入院日は付き添えても、抗がん剤治療当日の付き添いまでは、仕事等で難しい場合もあります。

患者自身で意思疎通でき、認知も問題なければ抗がん剤当日は付き添いはなくてもよい

家族の付き添いがあれば、患者さんも話し相手がいて緊張がほぐれ、何かあったときに伝えてもらったり安心なので、可能であればお願いしています。

しかし、正直に言ってしまうと、患者さんご自身で「なんだかおかしい」「様子が変だ」などの意思疎通ができて、認知機能に問題がない場合は付き添いはなくてもいいです。

事実として、家族や患者さん本人の都合もあり、患者さん一人で抗がん剤治療を受けられる方もいます。

看護師が様子伺い(体温・血圧等のチェックや観察)に病室を何度も訪室するので、そのときに違和感や異変があれば、適宜教えてください。

もちろん、看護師が訪室するのを待たずに、ナースコールで読んでもらって構いません。

むしろ、異変を感じたら、早期発見のためにもすぐにナースコールを押しましょう!

参照→【抗がん剤の種類】点滴編ー治療当日の流れ・スケジュール

参照→【抗がん剤の副作用】アレルギー反応・過敏症ー症状(痒み、蕁麻疹など)投与後24時間は要注意!

 

家族の付き添いをお願いしているのは、認知症や抗がん剤の自己抜去リスクがある患者

認知機能に問題なく、患者さん自身で異変を伝えることができる方だったら、付き添いはなくてもかまわないと言いました。

ということは、逆に言うと、自分で意思を伝えることができなくて、「抗がん剤を流している」という感覚が分からない患者さんの場合には、家族・知人の型の付き添いを絶対してもらいます。

具体的に言うと、こういう患者さんが当てはまります。

・認知症の患者

・精神疾患等で、判断ができない患者

・寝たきり等で意思疎通ができない患者

・点滴の針を自分で抜いてしまう可能性がある患者

 

何度説明しても理解がむずかしい患者さんには、副作用の発見が遅れてしまうことがあります。

そういったときに、その患者さんの「いつも」を知っている家族だからこそ、異変に気付く場合もあります

看護師の観察も抗がん剤投与開始5分・15分・30分・1時間・・・のように行いますが、ずーっとその患者さん一人を見ていることはできないので、意思疎通が困難な方にも家族の付き添いをお願いしています。

 

また、点滴を自分で抜いてしまった場合、血管外漏出といって、抗がん剤が血管の外に漏れて炎症や潰瘍形成することがあります。

参照→【抗がん剤の副作用】血管外漏出-点滴の針先が痛い・腫れる、最悪の場合は皮膚切除も

抗がん剤が飛んだり触ったりして、曝露(ばくろ)するリスクもあるので、患者さんによる自己抜去は絶対に防ぎたいのです。

 

 

 

でも、独身の方や家族が忙しい方は、付き添いも難しいのが現状ですよね。

ご自身で異変を伝えることができる方でしたら、正直、付き添いがなくても大丈夫です。

意思疎通ができなくなってしまうほどのアレルギーが出現する可能性を除いて ですが、、

そういった場合は、家族が付き添いできない旨を事前にお伝えしていただければ、看護師も配慮しますので、教えていただけると助かります。

認知症や、言語障害等がある方(何らかの病気の後遺症等)は、本人が気づかないこともあったり、異変を知らせていただきたいので、家族の方の付き添いをお願いしています。

たまに、家族・親戚総出で来られる方もいますが、よく患者さんのことを理解されているキーパーソンおひとりで大丈夫です。配偶者・子とかはよく付き添われていますね。

 

抗がん剤治療当日の家族の付き添いは必要かどうかのまとめ

<家族・知人の方の付き添いはなくてもいい場合>

・患者さん自身で意思伝達でき、認知機能に問題もない患者さん

<家族・知人の付き添いが必要な場合>

・認知症の患者

・精神疾患等で、判断ができない患者

・寝たきり等で意思疎通ができない患者

・点滴の針を自分で抜いてしまう可能性がある患者

 

 

私が今まで見てきた中での体験談としては、多くの患者さん(意思伝達に問題ない方でも)の家族・知人が抗がん剤投与当日には付き添いしてくださっていて、とてもありがたかったです。

異変にいち早く気づいてくださるというのももちろんですが、一番ありがたいことは、患者さんも治療中は少なからず不安に思われるので、話し相手になっていただけたことで、気がまぎれてリラックスして抗がん剤治療に臨むことができたということです。

 

今回は、自立した人なら付き添いはなくてもいいとお話しましたが、可能であれば、心の支えとして、患者さんのそばで寄り添っていただけたらなと私は思います。

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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