【抗がん剤の副作用】腎障害【2】ーー患者にかかるストレスを軽減するコツ

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前回の腎障害【1】では、腎障害について堅苦しく?定義っぽいところを書きました。

今回はその続き【2】で、私の体験談などです^^

腎障害の観察のために看護師がしていること

腎障害と聞いても、ぱっとしないのが普通だと思います。

じゃあ医師や看護師はどういうところをみて、腎障害を判断するのか?

・定期的な採血と採血データのチャック、検尿
電解質バランスの乱れはないか?数値的にも観察しています
・毎日の体重測定
補液しているけど、身体の中から外にちゃんと出ているか?これをとってりばやく確認するのは体重です。急激な体重増加があれば、医師に報告して指示をあおぎます。
・浮腫(むくみ)のチェック
足の甲とか身体の末端を触らせてもらったりして、浮腫(むくみ)の程度を観察します
・日常の変化の観察
ぼーっとしている、いつもと違うなど、患者さんの訴えも含めて、日々の変化をいち早くキャッチできるよう努めています

こんな症状が出たら看護師に言おう

・「息苦しい」「むくんだ」「ドキドキする」「おしっこがでにくい」「おしっこするときに痛い」
なんとなくそうかな?と思ったり、気になることは、看護師に伝えておきましょう。
あまり知識をいれすぎると、神経質になって、「言わなきゃ言わなきゃ」と思ってしまうかもしれませんが、そこは深く考えすぎずなくていいです!(笑)
「息苦しい」「ドキドキする」「おしっこがでにくい」というのは自覚症状なので、患者さん本人しか分かりません。その訴えが患者さんを観察する上で参考になったりします。
・血尿や、便に血が混じるとき(血便)の時は、トイレを流さずに看護師に見せる
流してから教えてくれる人がほとんどなのですが(笑)、肉眼で見せていただきたいんです。血尿であれば、きっと尿カップを渡されて、おしっこを採尿してもらう形になると思います、血便にしても、例えばずーっと便秘でなかなか出せなくて肛門が切れてしまって出血した ということもありえます。
医師に報告する上でも、患者さんの訴え+看護師が観察した上で報告した方が、医師も状況を把握しやすくなり迅速な判断・対応を得られます。
排泄に関することなので、恥ずかしいとは思いますが、必ず看護師に伝えるようにしましょう。

腎障害を予防するために患者にかかるストレス

前回の【抗がん剤の副作用】腎障害【1】の「腎障害を起こしやすい抗がん剤」でも書きましたが、腎障害を予防する=腎臓への負担をなくすために、大量に輸液したり、利尿剤を使用します。おしっことして出さねばならないのです!
大量輸液や利尿剤の使用は、患者さんであるあなたに、
・大量輸液や利尿剤により、排尿回数が増える
・点滴スタンド(点滴棒)と一緒に行動するという煩わしさ、動作困難による疲労の増強
・ふらつきによる転倒リスクが高まる
・夜間のトイレによる覚醒で、睡眠時間の減少

というストレスをもたらします。

抗がん剤の種類によって程度は違うし、悪心(吐き気)などのほかの副作用も重なるとさらに大変です。

こればっかりは、年齢問わず出現するストレスだと思うんです。
むしろ高齢になればなるほど、点滴スタンド(点滴棒)の動作困難や、ふらつきも出現しやすくなります。
個室でなく、大部屋の場合、トイレは少し離れていたりするので、トイレに向かうときは特に転倒に注意してほしいです。
骨が弱くなっていると骨折してしまったり、血小板が少ないときに頭を打って脳出血するということも考えられます。

環境整備とトイレへの援助

トイレが億劫であったり、他の副作用(悪心(吐き気)など)で辛いときは、ポータブルトイレ(簡易トイレ)や尿器をベッド横に設置してもらったり、場合によっては、膀胱留置カテーテルの挿入を検討したりします。

トイレはどうしようもならないと思うのではなくて、可能な対策もあるので看護師に相談してくださいね。

夜間慌ててトイレに行こうとして、荷物が邪魔だった ということもあるので、ベッド周りの整え(環境整備)も大切ですよ^^

疲労軽減にお昼寝もあり!昼夜逆転に注意

頻回なトイレによって、睡眠が十分にとれないストレスが生じることがあります。

そんなときは、入院中ですもん、お昼寝もしていいんですよ。
あまりに寝すぎて、夜間眠れなくなってしまうのは逆に困りますから、1時間にとどめてください。やっぱり人間は、体内リズムというか、昼間活動して、夜は寝るというふうにしないと、いろいろとおかしくなりますし、昼夜逆転の悪循環になってしまいます。
どうしても不眠で辛いときは、医師に睡眠薬の相談するのも手です。
抗がん剤中にそんなの使っていいの?と思うかもしれませんが、抗がん剤治療始める前から睡眠導入剤を使用している方も中にはいます。

トイレに関するセルフケアにまつわる私の体験談

・紙パンツ(パンツタイプのオムツ)を履いて寝る

「寝すぎてトイレに起きれなくて心配」という方も中にはいて、治療のときだけ、夜は紙パンツ(パンツタイプのオムツ)を下着として履いている患者さんも私の体験としていました。
今まで普通の下着を履いていた場合、オムツなんてイヤ!とやっぱり抵抗はありますよね。どこをとるかなんですけど、治療の苦痛を少しでも緩和するために、その患者さんは、「夜間のおしっこを粗相したらどうしよう」という不安感をなくして安心して入眠できるよう、された努力だったんだと思います。
私はその対策を良いなと思いました。普通に生活していたら、下着なんと見えない。今どきの紙パンツは普通のパンツみたいに薄くてフィットして履けるから、海外旅行した時に出会った方で使用している方いましたよ。洗濯物も減るし、前向きに捉えていいんです!^^

・尿取りパット・夜用のナプキンを下着につける

尿取りパットは普段の下着に装着できるので、そこまで抵抗なく使用できます。

夜用ナプキンを使っている人もいますが、これは本来は生理出血のためのものですので、吸収できる水分量としては、少ないです。尿取りパットではないので、おしっこしても大丈夫なのではありません。

夜用ナプキンを使う人は、尿漏れ・ちょい漏れ・少しちびっちゃうかもしれないから心配!という人までです。

しかし、生理用ナプキンは、尿取りパットよりも安価に手に入り購入しやすい、調達しやすい、家族で使いまわせる(娘さんがいた場合?)などの利点もあるので、適した使用をして、トイレへの心配・不安の緩和につなげるのはいいと思います。

最後に

今回、排泄・トイレに関する体験談を書いていて、患者さんの顔を思い出したりしました。
治療をすると、思ってもみなかった・普通では考えられなかったことって結構出てくるんですよね。でも、不思議とそれを確立して、患者さん独自の対策方法になっているんです。
それって、抗がん剤治療が生活の一部になりつつあることなんだと思います。
腎障害と聞いてもパッとしませんが、大量輸液・持続点滴に関しては、抗がん剤治療をするすべての患者さんに当てはまることです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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